みなさんこんにちは!
門前仲町にある「かすが歯科医院」です。
2011年に発生した東日本大震災はまだ記憶に新しいですよね。
未だ復興半ばということで一早い復興を願っています。
さて、今回は東日本大震災でも活躍した法歯学という分野について紹介していこうと思います。
- 法歯学とは?
法歯学とは、故人の身元を特定する学問です。
人間は亡くなって時間が経つとミイラ化していきます。腐敗が進行してしまうと、個人特定ができなくなるほどです。しかし、歯は硬組織なため簡単には崩壊しません。
骨も硬組織なため、簡単に崩壊せずガイコツという形になります。
この歯型や歯の治療痕を元に個人の特定をするのが法歯学なのです。
- どれくらい活動しているの?
東日本大震災などいわゆる有事の時は、歯科医師会が全面協力しながら地元警察と身元特定作業を行います。
しかし、一般的には警察の要請があり「〇〇のような人物のカルテはありませんか?」などと捜査協力のビラや情報が回ってくるのです。
該当患者がいるようだったら、こちらから名乗り出ますし
先に警察と協力関係にある歯科医師により歯型のチェックが行われ、その情報が共有されることもあります。
虫歯治療や歯周病治療だけでなく、事件や事故の解決にも歯科医師は活躍していました。